サンガモン(USS Sangamon, CVE-26)は、アメリカ海軍の護衛空母。サンガモン級航空母艦の1番艦。艦名はイリノイ州サンガモン郡を流れるサンガモン川(英語版)に因んで命名された。その名を持つ艦としては2隻目。1942年前半にサンガモンは補助空母への転換が指定された。2月11日にハンプトン・ローズへ到着し、3日後に AVG-26 (航空機搭載護衛艦)に艦種変更される。
5月4日、サンガモンは補給のため慶良間諸島に到着。補給は神風などの接近でしばしば中断されたものの、18時30分には終了して再び外洋に向かって動き出した。しかし、間もなくサンガモンは47キロ先から神風が接近しつつある事を知った。陸上戦闘機が迎撃して9機を撃墜。残る1機は19時ごろにサンガモンの左舷艦尾部めがけて突入してきた。
サンガモンは取舵で急旋回しつつ対空砲火を撃ち、護衛艦艇の助けも得て神風を撃墜。サンガモンの右舷からわずか7.6メートル離れた海面に墜落した。別の特攻機(日本陸軍飛行第105戦隊の三式戦「飛燕」もしくは日本海軍第17大義隊の零戦)は19時25分、迎撃戦闘機の哨戒網を突破して対空砲火を避けるため一旦雲中に入り、19時33分に雲から出てきたかと思えばサンガモンに真一文字に突っ込んで、操舵室中央部に命中。
爆弾は艦内部で爆発し、サンガモンに多大な損害を与えた。わずか15分の間に、格納庫や操舵室を初めとして艦のあちこちから制御不能なほどの火災が発生し、艦橋との音信が途絶えることとなった。悪い事に、火災は風に煽られてますます大きくなりつつあった。
それでも、20時15分までには消火手順が整理され、乗員は大火災に立ち向かう事となった。爆弾の炸裂で消防装置にダメージがあって水圧が低かったものの、消火ガスボンベによって消火が始まった。また、近在の艦船もサンガモンの消火作業を手伝うため集合してきた。その甲斐あって、22時30分までには鎮火する事ができた。
通信も、近接した駆逐艦フラム (USS Fullam, DD-474) を介した通信および、艦内で唯一使用可能だった航空機用超短波無線を利用して、23時20分頃までには回復した。サンガモンは11名の戦死者、25名の行方不明者および21名の重傷者を出した。
ウィキペディア(Wikipedia)サンガモン (護衛空母) 引用
撮影カメラ: CANON PowerShot G7 X Mark II
水中ライト: RGBlue(アールジーブルー) 2灯
絞り値: f/1.8
シャッタースピード: 1/500秒
ISO: 640
大きさ: 横1200px 縦800px
サイズ: 188KB
撮影地 沖縄 古宇利島 USS EMMONS(エモンズ)